
町へ出かけるおじいさんとおばあさんに、カラスから畑の豆を守るように言われたサムリ。友だちがやってくると遊びに夢中になり豆を取られてしまいます。サムリはカラスから豆を取り返そうと、猟師に頼みますが断られ、次はねずみに猟師の弓糸をかじってくれるよう頼みますがこれも断られ……というように続いていき最後に小さな蜂が応えてくれ、一気にお話は逆に戻りだし豆を取り返すことができるという、タイのぐるぐる話です。

サムリが、畑をからすから守るように言いつけられていたのに、友だちと遊んでいたばかりに起こった出来事でした。
畑から豆を取っていったカラスを追いかけて、豆を取り返すまでの話が、なんとも不思議なドミノ式で地域性を感じました。
猟師がサムリの願いを聞いてくれないことに腹を立てたサムリは、ネズミに猟師の弓を齧ってくれるように頼み、聞き入れてくれないネズミを懲らしめてくれるようにネコに頼みと、どんどん想像できない流れができます。
最後にゾウの耳を刺してくれるようにハチに頼んだことで、方向が向きを変えて遡っていきます。
この無理な流れで、ねずみが猟師の弓を齧ってしまわなかったことが結果オーライにつながるのですが、このオチが気に入りました。
お話の流れをチャイヤン・コムキャウの饒舌な絵が盛り上げてくれて楽しい絵本でした。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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