史料研究とは何か。楽譜校訂はどのようにしてなされるのか。
ハイドン研究所での楽譜校訂の経験をもとに、従来のハイドン研究を鳥瞰しつつ、史料批判に裏打ちされた校訂のあり方とともに交響曲の全貌と宗教音楽家ハイドンを論じる。
「ハイドン復活の立役者は徹底した史料研究と、それにもとづく学問的校訂楽譜の出版にあるといってよい。よく使われる言葉だが、その実態は我が国においては依然として模糊としている。とくに原典版の相性で知られる校訂楽譜については多くの誤解を招いている。ハイドン研究所の校訂楽譜集「Joseph Haydn Werke(ヨーゼフ・ハイドンの作品)」の〈パリ交響曲〉第一集の編纂に参加した筆者の体験を包み隠さず報告することにしたい。」(「まえがき」より)
・本書は2002年に刊行した書籍の新装版です。
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