1900年代に入り、交響曲第1番、第2番の成功によって、気鋭のシンフォニストとしての国際的な評価を得たシベリウスが、時代の重苦しいナショナリズムに抗し、新たな作風を模索し始める契機となった作品。解説者はそこに「交響的幻想曲」という作品コンセプトと、音楽をより緻密な形で「凝縮」させようとする試みへの志向を指摘する。ソナタ形式による急速な第1楽章、ロンド形式風の中庸なテンポの第2楽章、スケルツォとフィナーレの要素を融合した第3楽章からなる。初演は、作曲者の指揮するヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団によって、1907年9月25日に行なわれた。
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