「びゅん!!」
キツネがお弁当を食べようとすると、誰かがお弁当をうばっていった。このすばやい動きはきっと……チーターにちがいない! キツネはあとを追いかけます。
チーター チーター どっちいったー?
チーター チーター どっちいったー?
木の上の小屋からしっぽがチラリ。チーターがいた! ところが、しっぽの主は言うのです。
「ぼくは チーターじゃないよ。ヒョウだよ」
なんでもチーターの模様は黒い点々だけれど、ヒョウの模様は黒いわっかの模様だと言う。似ているようで、確かに違う。それじゃあ、チーターはどっちいったー? キツネは必死に探すけれど、見つけたのはジャガーにピューマ。似ているようで、やっぱり違う。おなかぺこぺこのキツネは、やっとチーターに出会えたけれど……?
見た目が似ている動物がいっぱい登場するこの絵本。キツネじゃなくたって頭を抱えたくなるややこしさ。あれあれこの感じ、どこかで体験したことあるような。
それもそのはず。絵本『トドにおとどけ』の人気コンビ、大塚健太&かのうかりんによる新作絵本なのです。今度の主役はネコ科の動物たち。わかったふりをしてきた大人もスッキリ!? 結局犯人は誰だったのでしょう? 最後の最後までややこしいのに笑ってしまうユーモア絵本。読み終わればすぐにでも図鑑が開きたくなってしまうのも、このシリーズならではの面白さ。終始ふりまわされ続けているキツネの表情も合わせて楽しんでくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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