楽しみながら脳の活性化を促す
「介護予防」という言葉はなんとか知っていても、イコール「転倒予防」すなわち、手足の筋力トレーニングと思っている人が大半を占めるのではないでしょうか。人間の行動も思考も脳の活動の産物であることを考えると、介護予防の原点は「脳機能の維持および向上」であるといえます。「生理的な老い」を受け止め、前向きに年を重ねるために、まず、脳の働き、認知、言語、嚥下の仕組みを知ることが大切です。そして、本来もっている脳の機能を十分生かして、充実した日々を送れるよう楽しみながら介護予防を行うことが必要です。
本書は、認知機能に不安をもちはじめた方々の脳の活性化を目的とし、介護保険分野で働く方々が日々の指導教材として利用できるよう、脳機能と介護予防の知識を利用者にもわかるやさしい言葉で解説してあります。さらに、実践編として、いつまでも若々しい声で話し、おいしく食べるために、楽しみながらできる「脳活性化」のための練習帳をドリル形式で載せています。
介護士はもちろんのこと、高齢者施設で働くすべての方にお勧めする一冊です。
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