その行動が、子孫を残し、命をつないだ!
ヒナの刷りこみ(生まれ初めて見るものを親と認識)、ミツバチのダンス、カッコウの托卵、カクレクマノミの性転換……動物たちの行動には意味があり、共通しているのは、その行動によって、自然選択圧にたえて子孫を残し、命をつないできたという点です。本書では、捕食と繁殖の戦略を中心に、動物たちのさまざまな行動を紹介します。
第1章 行動研究の考え方
動物は約140万種、国内には約6万種
古来、人は動物を観察してきた
動物の行動研究はダーウィンが始まり
深ぼりコラム ノーベル賞をとった3つの研究
動物は、自然選択で進化してきた
目的、進化、しくみ、発達から考える
章末コラム 7つの階級で分類する
第2章 捕食と繁殖で子孫を残す
捕食者の戦略:追いかける、待ちぶせる
被食者の戦略:群れで逃げる、だます、尾を切る
深ぼりコラム 自分の子ファースト、子を育てない理由は
繁殖の戦略�@:たくさん産む、確実に育てる
繁殖の戦略�A:大きなめすが発生を最大化する
繁殖の戦略�B:いちばん強いおすの形質を残す
繁殖の戦略�C:強者のすきを見てめすに近づく
章末コラム 動物の行動は例外だらけ
第3章 科学の目で見つめる
期待や思いこみが真実を遠ざけた
進化と繁殖:ぶさいくの理由、はでな色の理由
競争とニッチ:最強の動物、共存する動物
深ぼりコラム 新しい仮説が、古い仮説をくつがえす
行動のしくみ:生得的な行動か学習による行動か
捕食と省エネ:動きつづける動物、動かない動物
利益と負担:群れるメリット、群れないメリット
子育ての役割:ペアの子育て、片方だけの子育て
章末コラム 行動研究と人の暮らし
続きを読む