角田公次(つのだ ともじ)氏。群馬県前橋市在住。昭和3年生まれ。『新特産シリーズ ミツバチ』著者。奥さんとふたり60〜70群のハチ(西洋ミツバチ)を飼う。「養蜂家は耳で花をみる」。花の下で聞こえる羽音で、花やミツバチのようすがわかる。自宅まわりには樹齢50年以上のサクラをはじめ、サイカチ、トチ、ウワミズザクラ、アカシアなど。「花と人間をつなぐのがミツバチ」、角田さんは今年も蜜源植物のナタネのタネをまき、クリやアカシアの苗木を植える。蜜源植物を育てながらハチを飼い蜜をしぼる角田さんの1年。 ★平成25年 児童福祉文化賞受賞
はちみつを育てる農家の人の1年を見ることができる写真絵本です。普段食べているものがどこからどうやってきているかを子どもに伝えるのにちょうどいい絵本なないかと探していたんですが、このシリーズが大ヒット。食べ物を作り出してくれるハチに感謝し、ハチの蜜のもとになる花をたくさん植え、体調を管理しながら見守り育てる養蜂家さんを見ていると、共存という言葉を思い出します。発見もたくさんあるし、なにより養蜂家さんの考え方や愛情がすごく伝わってきて、これぞ食育。是非読んでほしい一冊です。 (みっとーさん 30代・ママ 男の子8歳、女の子7歳)
|