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マイク・マリガンとスチーム・ショベル」 パパの声

マイク・マリガンとスチーム・ショベル 作・絵:バージニア・リー・バートン
訳:石井 桃子
出版社:童話館出版
税込価格:\1,650
発行日:1995年
ISBN:9784924938298
評価スコア 4.78
評価ランキング 539
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  • もっと多くの人に読んで欲しい作品

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    大好きなバージニア・リー・バートンのこの作品は、ずっと読みたいと思っていた作品です。
    バージニア・リー・バートンの第1作は、1937年の「いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう」で、長男アーリスのために描いたもの。
    「マイク・マリガンとスチーム・ショベル」は1939年作の第2作で、次男のマイケルのために描いたもの。
    この背景を聞いただけで、身震いしてしまいます。
    1作目はモノクロだったのですが、この作品は、カラーで「ちいさいおうち」を彷彿させる色づかいとなっています。

    物語は、マイク・マリガンが、相棒のスチーム・ショベルのメアリ・アンをとても自慢に思っているというシーンから始まります。
    ここに、「メアリは、100人の人間が1週間かかって掘るくらい、1日で掘ってしまうと、マイクは威張っていました」とあるのですが、これが最後までの伏線となっていて、その構成は巧みとしか言いようがありません。

    次頁からは、マイクとメアリの大活躍の話が続くのですが、転機がやってきます。
    時代の流れとともに、新式のガソリン・ショベル、電気ショベル、ディーゼル・ショベルが登場し、メアリの仕事がなくなってしまうのです。
    時代の流れの描写は、バートンの真骨頂。
    古きものが淘汰されていくのは、どうしようもないことなのか?と思わざるを得ず、一瞬寂しい気持ちになってしまいます。

    それからのエンディングまでの話は、ワクワク感が一杯で一気に読まれることでしょう。
    設定の妙と言ったら良いのか、実に素晴らしいハッピーエンド、それを導いたのが、小さな男の子というのも洒落ていて、非の打ち所のない作品です。

    文章量は多いのですが、読み聞かせして、飽きる子供は殆どいないと断言できる絵本です。
    こんなに素晴らしい作品を、お母さんから貰ったとしたら、子供はどんなに喜ぶのだろうかと思わずにいられません。

    是非、読み聞かせして欲しい作品です。

    投稿日:2010/10/30

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  • 古き物への愛着心

    バートンさんは時代の移り変わりを描くことと、列車をはじめとする働く乗り物を描くことがとても素晴らしい作家です。
    それらに愛着心があるからこそこのようなお話が書けるのでしょう。
    まだまだ元気いっぱいのスチーム・ショベルのメアリ・アン。
    時代とともに、ガソリン・ショベルや電気・ショベル、ディーゼル・ショベルにとって代わられた働き場所を探して田舎のポッパビルにやってきました。
    市役所の地下室を1日で掘るという大活躍と、それからのメアリ・アンの働き場所。
    バートンさんの思いやりのこもった、わくわく楽しい絵本です。

    投稿日:2010/08/27

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