知らず知らずの内にハリーと一緒にホグワーツへ行って とろけるようなご馳走を食べて、魔法の勉強に四苦八苦して、時には危険を冒して”トイレの花子さん”のようなホグワーツのミステリーを解き明かし、クディッチで熱くなり、気がつけばハリーの魔法にのぼせている自分に気がつきます。
けれど気がつく頃には1冊読み終わる頃で。そんな不思議な魅力に溢れた作品です。
大人がこんなだから子供にはたまらなく愉快な本ではないでしょうか。動きのある文章なので、小説のなかでも読み聞かせに向いていると思います。
とりあえずホグワーツへ行って甘いリンゴパイやチョコレートを皆と一緒に食べて、ダンブルドア先生にお会いしてみたいです。
実は読み聞かせを始めたのは、いつか成長した我が子にハリポタを読みたい、一緒に物語世界で遊びたいと思ったからでした。
結局娘は素通りで読ませてくれず、流行しすぎで大長編のうちに私もアンチハリーになってしまいましたが、最初の数冊はやっぱり大好きです。