おやゆびひめの絵本はいろいろな出版社から出されていますが、こちらは「金の星社」から出されている「いもとようこ世界の名作絵本」シリーズの中の2006年8月に出された新しい作品です。大型なので絵のかわいらしさが十分楽しめる絵本です。
お話しは小さい子供でもわかりやすくまとめられて、とても読みやすいです。なおかつ優しかったねずみのおばさんの豹変ぶりなど、絵本ではあまり描かれない、童話らしさも残されている点が良かったと思います。このシリーズ、初めて童話にふれる子供たちにピッタリなのではないでしょうか?
ちなみに私たちの世代には知らない人がいないであろうこの物語、うちの娘たちはお話の内容を知りませんでした。長く読み続けられている世界の童話にもっと目を向けなければ、と少し反省しました。