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しごとのどうぐ(偕成社)

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ぼくたちに翼があったころ コルチャック先生と107人の子どもたち自信を持っておすすめしたい みんなの声

ぼくたちに翼があったころ コルチャック先生と107人の子どもたち 作:タミ・シェム=トヴ
訳:樋口 範子
画:岡本 よしろう
出版社:福音館書店
税込価格:\1,870
発行日:2015年09月20日
ISBN:9784834081169
評価スコア 4.33
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みんなの声 総数 2
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  • このような先生たちに出会えた子は幸せ

    ユダヤ系ポーランド人で医者であり、教育者であったヤヌシュ・コルチャックと、彼がその生涯を捧げた「孤児たちの家」の子どもたちとの生活を描いたノンフィクション・ノベルです。

    「かけこみ所」と呼ばれる孤児収容施設で虐待により足の骨を骨折した後、コルチャック先生のもとで生活を始めるヤネクという少年の目を通して、コルチャック先生の教育方針、つまり子どもたちの権利を尊重し、ひとりひとりの特質を見抜き、的確なアドバイスを与えて伸ばしていく、そのような「孤児たちの家」での様子を描きます。子どもたちはお互いの存在を認め、許し合い、信頼関係を築いていきます。

    それはまさに、2015年8月に出版された『暴力は絶対だめ!』(アストリッド・リンドグレーン 石井登志子訳 岩波書店)でリンドグレーンが訴えた子どもを人格のあるものとして愛するという教育、体罰によらない教育、大人が子どもを信頼し、自ら規範をしめす教育を具現化したものでした。

    この物語は第二次世界大戦勃発の前の「孤児たちの家」の様子を描いて終わっています。その後、ナチス・ドイツによってコルチャック先生と子どもたちはワルシャワ・ゲットーに移され、自分だけは恩赦を受けられる機会があったのにコルチャック先生は子どもたちと共に強制収容所に行き、共にガス室で虐殺されてしまいます。この本は、多くのことを私たちに投げかけてくれています。小学校高学年くらいから読める作品です。なお、著者の前作『父さんの手紙はぜんぶおぼえた』(母袋夏生/訳 岩波書店 2011)と共に子どもたちに手渡してほしいと思います。

    投稿日:2015/09/30

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  • 翼が奪われる前

    あのコルチャック先生が、ドイツ警察の釈放許可を断って、子どもたちと一緒に強制収容所に向かった事を知っている人には、とても緊迫感のある物語です。
    孤児養護施設での、子どもたちが成長期を生き生きと生きている姿に、その後の出来事を予感させるものはありません。
    まさにみんながそれぞれの翼で羽ばたいていたのですね。
    タイトルも素晴らしいです。
    この物語で終わることなく、歴史事実も合わせて知ってほしいと思いました。

    投稿日:2020/01/26

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