新刊
そうじきの なかの ボンボン

そうじきの なかの ボンボン(フレーベル館)

世界にはまだ、誰も知らない不思議とすてきでいっぱい!

  • かわいい
  • 学べる
新刊
しごとのどうぐ

しごとのどうぐ(偕成社)

この道具を使うのはどんな職業の人?なぞときにもなる、かっこいい絵本

  • 学べる
  • 全ページ
  • ためしよみ

うみべの文庫 〜絵本がつなぐ物語〜自信を持っておすすめしたい みんなの声

うみべの文庫 〜絵本がつなぐ物語〜 著者:堀米 薫
出版社:文研出版 文研出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2018年12月
ISBN:9784580823693
評価スコア 4
評価ランキング 32,581
みんなの声 総数 1
  • この絵本のレビューを書く

自信を持っておすすめしたい みんなの声から

みんなの声一覧へ

並び替え

1件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
  • これは、宮城県塩竈市の港のそばにあった「うみべの文庫」という家庭文庫のお話です。
    児童向けに書かれたノンフィクションです。
     家庭文庫というのは、個人が自宅と蔵書を開放して、近所の子どもたちに本を貸し出したり、お話をして聞かせたりする、小さな活動のことをいいます。
     「うみべの文庫」は、長谷川ゆきさんという女性が始めました。
     ここには5千冊の絵本があったそうです。
     「あった」と過去形で書いたのは、今はもうなくなっています。そして、活動を始めた長谷川ゆきさんも2018年に病気で亡くなっています。

     長谷川さんが絵本としっかりと出会ったのは、子供が生まれて図書館に通いだしてから。
     この頃、長谷川さんは交通事故で大けがをします。それでも出かけた図書館で、知らない子供から絵本を読んでとねだられたりします。
     それから長谷川さんは読み聞かせ講座に出たり、実際に読み聞かせをしたりして絵本にもっと親しんでいきます。
     そして、家庭文庫があることを知ります。
     そこから何年もかけて絵本をそろえていきます。
     その数が800冊を超えた2011年3月11日、東日本大震災の大きな津波が襲います。集めた絵本はたった2冊をのぞいて、すべて流されます。
     一度はあきらめかけた長谷川さんの夢を知った多くの見知らぬ人の善意で、全国から絵本が集まりだして、長谷川さんはついに家庭文庫の解説という夢をかなえることができるのです。

     そんな「うみべの文庫」がなくなってしまったのは残念ですが、長谷川さんの本の力を信じる思いがこうして一冊の児童書になりました。
     この本のなかの長谷川ゆきさんの笑顔が、とても輝いています。

    投稿日:2022/04/24

    参考になりました
    感謝
    0

1件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / いないいないばあ

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • みみカスいっか
    みみカスいっか
    出版社:ニコモ ニコモの特集ページがあります!
    たっくんは、みみそうじが だいきらい。 そんなあるひ、どこからか こえが きこえてきて・・・・・・。


えほん新定番 from 好書好日 新井洋行さん

みんなの声(1人)

絵本の評価(4)


全ページためしよみ
年齢別絵本セット