ふるかな ふるかな?(評論社)
雨はふるかな ふるかな? まだかな まだかな?
そうじきの なかの ボンボン(フレーベル館)
世界にはまだ、誰も知らない不思議とすてきでいっぱい!
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2件見つかりました
子どもの頃、毎晩のように繰り返しせがんで 読み聞かせてもらった本です。 表紙の絵もはっきりと覚えていました。 おおかみよりも、どろぼうよりも恐ろしいもの・・ 「ふるやのもり」・・子どもごころに、それは どんなもんなのか怖くて、不思議で仕方がありませんでした。 子どものころ、その言葉自体も、聞いたことがなく、 「ふる・やのもり」なのか、「ふるやの・もり」なのか 意味が分かっていなかったと記憶していますが、 そのなんとも不思議な響きも魅力的だったのだと思います。 こういった昔話を息子にも聞かせたいなと思いました。 私が好きだったのは、どろぼうが狼にとびついて 狼が死に物狂いで走り逃げるところ。 物語が一気に加速していく高揚感を覚えています。 それにしても、 いま読み返してみると結構長いお話でビックリ。 これを毎晩繰り返し読んでくれた親に感謝です・・・。
投稿日:2011/12/26
このタイトル、どういう意味かしら?と興味津々で読んだら、 おもしろい!漢字にすると、「古屋の(雨)漏り」。 馬を盗もうと、どろぼうとおおかみが馬屋にひそんでいたが、 じいさま、ばあさまが、「どろぼうよりも、おおかみよりも、 怖いものは、ふるやのもり」と言う。何の事か知らなかったが、 震え上がったどろぼうが馬屋の梁から落ちて、おおかみの 上に乗っかってきたから、さァ大変。ふるやのもりだと思い、 おおかみは一目散に走る走る!・・ どろぼうとおおかみの勘違いから始まり、 さるは、なぜしっぽが短く、顔が赤いのか、 おおかみの鳴き声が甲高いのはなぜか、 など、動物の由来がおもしろおかしく書いてあって、 ゆかいな昔話です。 子供からのリクエストで借りたものですが、「なんでこの本 見たかったの?」と聞いたら、クラスに「ふるや」の名字の子が いて「何回も読んで、おもしろいよ」と勧めたそうなんです。 自分の名前と同じタイトルや登場人物が出てくると 嬉しいのでしょうね。かわいらしいエピソードです。 絵本ナビで検索したら、作者が瀬田貞ニさん (絵:田島征三さん)も同じタイトルで本出しているんですね。 見比べてみたいです。
投稿日:2005/03/03
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