「てがみがきたよ」 ママの声

　動物達が伝言ゲームのようにお友達を手紙で誘ってライオンさんのおうちへ行くというお話し。
　ところが最後に誘われたリスさんは手紙に気ずかす集合時間に遅れてしまいます。心配してみんなが誘いに行くのですが、リスさんを誘いに行く前後でテーブルのシーンに少し違いをもたせて描かれているんです。
　ライオンさんが帽子をかぶっていなかったり、ケーキがカットされていたり･･･子供はまるで間違い探しをしているように、絵を見比べて楽しんでいます。
　細く切り抜かれたポストの口に紙を入れて遊んだり、ポストを見て誰の家か当てたりと、いろんな楽しみ方ができる本です。
誰のおうちかわかるようにかたどられたポストの口は実際にあいています。子供はポストを見て、誰が住んでいる家か当てたり、実際に紙を入れて遊んだりして楽しんでいます。　　

友達に手紙を書いて、ライオンさんの家に集まるストーリーです。動物たちが手紙を書き、ポストに入れていくのですが、全て本当のポストのように仕掛けがあります。
子供たちは、この本を読むとポストに手を突っ込み、手紙を入れるふりをして遊んでいます。

ぞうさんに、ライオンさんからてがみがきたよ。
なになに、あそびにきてね、おともだちもさそってね！だって。
そうだ！わたしもかこう。
こうして、おてがみが、おともだちからおともだちに伝わっていきます。みんながライオンさんちに行ってみると・・・？

ポストの口が開いている、シンプルな仕掛け絵本です。
ポストの形から、誰のおうちか当てる楽しみもあります。

絵がデザイン的（？）で、私好みではありません（だから★★★にしました）が、お手紙を書く楽しさや、お友達を誘っておやつパーティをする楽しさなどが、よく伝わってくると思います。