アルフ・プリョイセンはノルウェーの作家で、この作品は1954年のもの。
何とあの、「小さなスプーンおばさん」シリーズの作家でした。
そんな古典的作品なのに、絵がどうも新しいと思ったら、日本での訳は1991年でしかも絵は、林 明子さんによるものでした。
クレジットがないと、全く林 明子さんの作品とは分からない人も多いのではないでしょうか。
考えてみれば、林 明子さんがこうした動物画を描いた作品というのは珍しいはず。
お話は、10まで数を数えることができるようになったこやぎが、通りかかる動物たちを数えると、その動物が怒っておいかけてくるというもの。
どうして?という気もしますが、数を数えるということが良く分からないので仕方ないのかも知れません。
その怒ったときの動物の姿がいいです。
尻尾の描き方なんて最高ですね。
最後は、数を数えることが評価されて終わるのですが、一寸奇抜なストーリーな感じがしました。