クリスマスの時期に、「イエス・キリスト」の劇をやる。という習慣は日本の子どもたちにはありませんが、
この絵本の中で、猫のヘンリーがどれだけ活躍したかは、日本の子どもたちにも十分わかります!!
最後の方で、ヘンリーが犬におびえて逃げ出したひつじのボニ―を劇の子どもたちのところに連れてきたとき、飼い主の男の子は
「なんて かしこいねこだ!」って、いいますけど、
もう、ただ「かしこい」なんて言葉じゃいい表せないようなすごいことをこのヘンリーはやってのけたと思いますよ〜?
ボニ―の手綱を口で引っ張って、2本足で歩くヘンリーの可愛いこと!!もう、目が垂れ下がっちゃいます。
イラストは人間も、猫のヘンリー以外の動物も、とてもリアルに描かれているのに、ヘンリーの、普通の猫じゃあり得ない頭の回転のいいところや、行動力がちっとも浮きたって見えないところがすごかったです。
クリスマスシーズンに読むとぐっと雰囲気を味わえると思います。