全校生徒11名の小さな小学校の読み聞かせに、何がいいかと学校図書室にてこの本を発見。ぱらぱらページをめくりながら、はじめはいじめをテーマにした本かなぁと思いながら読みすすめると・・・・巻末写真ページをみて胸がつまりました。深い深いテーマで、子供の身近に感じる言葉でつづられた繰り返し文の後の衝撃的な写真。何気ない日常の積み重ねが世界的な悲しい出来事の発端なんだと子供たちに訴えるすばらしい内容。
学校での読み聞かせの途中、写真ページになった途端、一人の子が『それ何?』と声を発し、『何だろうねぇ』と答える私。終わった途端みんな私の周りに集まり写真部分を食い入るようにみつめ、『これは何の写真?』と質問攻めにあいました。後ほど先生からも声をかけら『実は私がお願いして学校図書の蔵書にしてもらいました』との事。良い本を身近に置いていただきとてもありがたい気持ちになりました。
ちいさな本ですので大きな学校の読み聞かせには厳しいとは思います。本当は親のひざの上で読んであげるのがいいのかも。低学年は理解は難しいかもしれませんが読んであげてもいいと思います。とても良い本に出会いました。