今の年齢でも、いいよって言わなくちゃ仲良くなれないってことは十分わかっています。でも、機嫌が悪かったり、どうしても譲れなかったりこの年齢なりの葛藤があるなかで、絵本の中ではやっぱりいいよって言うのが仲良しの言葉なんだなと感じて読めているみたいです。
最後のヤーヨの言葉は意地悪な「いや」ではなくて、自分の気持ちを素直に表現した言葉で、それはそれで大切な意思表示。「ヤーヨ」は悪い言葉ではなくて、使う場面によっては大切な言葉だったりするということですね。
「どっかにいったらいやだよ」とか「ママと一緒に寝てくれなかったらいやだよ」とか、私は愛情表現で娘に使ってしまいますが、そのときの「いや」が意地悪なものではないことは理解しているし、もう少し大きくなってからでも感じることがたくさんある本なのではないかと思います。