望めばどんなものでも手に入るであろう王様が、宝箱に入れたい宝物がないと、宝物を探す旅に出かけます。
なかなか宝物を見つけられずに涙する王様の姿に、どんなに地位や恵まれた環境があろうとも、心から幸せを感じることができない寂しさを感じました。
宝物って何だろう?幸せって何だろう?王様と一緒に、私も宝物を探しているような気になります。自分自身の心の在り方について考えさせられます。
ついに宝物を見つけた王様の笑顔が印象的でした。
カラフルできれいな色使いで描かれた絵と物語がすごく合っていて、心が温かくなりました。