人間の兄妹ときつねの子の交友を描いた、とても愛らしいお話です。
「きつねは人を騙す」という誤解を解くため子ぎつねの紺三郎は、雪の日に出会った人間の兄妹の四郎とかん子を、十一歳以下限定の幻燈会に招待します。
…きつねの幻燈会、とてもいいアイデアですね。
大人が言ったこと、学校で習ったことを鵜呑みにせず、自分たちで考え決めることができる。
百聞は一見に如かず、ですね。
新しい絆を作っていってほしい
人間と動物の架け橋になってほしい
それができるのは、純粋な心を持った子どもだけだから…
人間と動物が仲良くありたいという、作者の想いが溢れた作品ですね。