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やなせたかし おとうとものがたり

やなせたかし おとうとものがたり(フレーベル館)

アンパンマンの作者やなせたかしが弟・千尋との思い出を綴った幼物語。

  • 泣ける

木ぼりのオオカミ」 てんぐざるさんの声

木ぼりのオオカミ 作:萱野茂
絵:斎藤 博之
出版社:小峰書店 小峰書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:1998年
ISBN:9784338010160
評価スコア 4
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  • ゆがんだ恋の物語

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    萱野さん(アイヌ民話の研究家・第一人者)と斎藤博之(画家)さんのコラボ絵本です。
    このお二人のアイヌ民話の絵本はたくさん出版されています。

    この物語に登場する語り手の「わたし」って、誰だったんでしょう?
    “オキクルミ”(アイヌの神さまで、彼にまつわるお話はたくさんあります)かなぁと、思ったんですが、
    最後まで名前は出てきませんでした。(気になります)

    クマとの戦いのシーンなどもありますが、実はこの話クマが人間の女性に恋したことから始まる「恋物語」でもあります。
    物語の語り手「わたし」が、もしもたまたまここへ現われなかったら、あの木ぼりのオオカミはずっと彼女を守り続けたのでしょうか?
    このクマも、人間の女性が好きになったのなら、人の男に化けてくれば上手くいったかもしれないのに!と思いました。

    竜やら、蛇やらサルやら、日本の他の地域の昔話や海外の昔話には、よく動物系の魔物が、人の姿になって、人間の女と結婚する話がありますよね〜?
    アイヌ地方には、そういう発想がなかったのでしょうか?

    とっても不思議なゆがんだ恋の物語でした。
    内容は面白かったですが、どんな対象のお子さんたちに向いているかな〜。あまり小さいお子さんたちにはちょっと難しそうです。
    小学校高学年以上のお子さんで、昔話に興味があったり、ヒーローものが好きだったりしたら、喜んで読んでくれるかも…。

    投稿日:2011/10/13

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