子供達が 保育園や幼稚園に
通いだした日の事を思い出しました。
こんなおまじないを知っていたら
子供達の心にお守りを持たせてあげられたのになぁ…。
「お母さんと一緒に居たい」「学校へ行きたくない」
そんな気持ちでいるアライグマのチェスターが
お母さんから貰ったおまじないThe Kissing Hand。
手を握れば…頬に当てれば…
たちまちそこに
お母さんを感じる事ができちゃう素敵なお守り。
百人力ですね。
そんなお守りのおかげで学校へ行く事ができたチェスター。
それまでは 自分の事で精一杯だったのに
後半では お母さんを思いやる余裕すら出てきます。
子供が不安を感じているときは
お母さんだって同じ気持ち。
そんな事を この絵本に出合った子供達に
さらりと教えてくれる心配りが
母としては ちょっと嬉しかったりしました。
アライグマ親子の表情や 森の自然の様子が
はっきりとした輪郭や鮮やかな色彩で描かれているあたりは
子供達にも とても好まれそうな感じがします。
入学や進級の季節を控えた今が
この絵本の旬の季節であるように思われます。