クリスマスツリーには何を飾りましょう。
それが自分の大切なものだったらと、いろんな国の連想が続きます。
でも、戦争の好きな将軍は、戦闘機や爆弾、ピストルをごっそり飾りますというページを開いたときに、ドキリとしました。
人それぞれに考えが違うのですね。
世界に1本しかクリスマスツリーがなかったらと、話が進みます。
世界に1本しかないクリスマスツリーに、それまで紹介されたものを持ち寄って、願いはひとつになるのでしょうか。
果たして、クリスマスツリーの下で争いが起こってしまいました。
クリスマスツリーは燃えてしまいました。
世界に1本しかないクリスマスツリーが燃えてしまったら、クリスマスを祝うことなどできないではないですか。
ここで池谷さんは、燃えてしまったクリスマスツリーを復活させることに成功させました。
この世で一番大切なのは、愛するという心ではないでしょうか。
世界から集まってきたハートでぎっしりになったら、争いごとは起こらないはずです。
究極の理想論で絵本は終わります。
あり得ないと否定するのではなく、どうしたらそんなクリスマスツリーができるだろうと、考えることが大切だと思います。