ワッツの絵本を読みたくて西村書店の棚を見ていたらこの本がありました。
いわくありげな表紙と「砂糖菓子の男」という不思議な題名、そしてギリシアの昔話ということで、どんなお話だろうと惹かれました。
途中の顔がたくさん描かれている絵は正直怖かったです。
理想の男性を王女が砂糖とアーモンドで作ってしまい祈りを捧げるところや、砂糖菓子の男を他の国の女王が連れ去っていくあたり、展開が読めませんでした。
昔話の定石である繰り返しはありましたが、すべてから新しく読むお話なので、新鮮でした。
西村書店さん、完訳本やグリム童話などを積極的に出版されている姿勢がうかがえました。