大好きな宮西作品の中でも、一押しに近い一冊です。
物語は、ネコを知らない子ねずみ3匹とネコが中心です。
知らないというのは恐ろしいもので、ネコに出会っても臆す
ることなく、なんとネコの背中に乗ってモモを採りに行きま
す。
そして、別れ際に、ネコに4匹の子猫がいると分かると、子
ねずみ達は、自分のモモをあげるのですが、そのときのネコ
の涙が何とも言えません。
子ねずみの純真さに心を打たれるネコですが、やはり子供の
純真な心というのは、いつの時代もかけがえのないもので
す。
子供に必ず読んであげたい本です。