あったかい絵とお話しです。
引っ越してきた先で、両親の忙しさのそば、見慣れぬ町の外へ飛び出していけないかなえちゃん。
郵便受けが、とん ことり と音がして、行ってみるとすみれの花が。
翌日はたんぽぽの花が。
そして、その次の日には、子どもの字でお手紙が。
かなえちゃんは、ここで自分へのものだと気づきます。
そして、また郵便受けで、音がして……。
友だちを求める子どもの真っ直ぐな気持ちが可愛らしい。
良いところへ越してきましたね、かなえちゃん。
もう、お友だちができたんですから。
やはり、林先生の描かれる子ども表情は、どれも皆可愛らしい。
なかでも、最後の女の子二人の笑顔は、本当に良い表情でした。