「読みきかせ」といっても 対象は赤ちゃんと親子向けからはじまって、子育て支援施設、保育所等 就学前の子ども対象、小学校図書館、シニア? 等々年齢幅は広いですよね 広過ぎますね(笑
こちら、小学校5年生に焦点を当てているのが、なかなか興味深いんです
その学校によっても、ボランティアの受け入れ方も違いますし、時間帯、時間、内容・・・
先生方の「読書」「読みきかせ」に対する考え方も様々それぞれ違っているかと思われます(あくまでも、私の経験上です)
この作品、唐突にすごい読みきかせおばさんが登場します
体格も恰好もインパクトある上に、紙芝居はいいのですが、内容が創作?にしても・・・あまりに内容が…と思っているとラップ!?で踊り出す!!本の中の5年生でなくても、読者側もあっけにとられてしまいます
15分きっちりで終わり
「お礼は不要!感想も不要!」と
これまた、ラップ調!?(笑
おはなし会の後の「感想を聞く」ことについても、先生方、ボランティアの方、いろいろな考え方、意見がありますよね
この学校では、親御さんたちが読みきかせボランティアをするようで主人公コースケのいる5年2組だけに来る
この読みきかせおばさんが誰のお母さん?ではないか
おばあさん?親戚?と、正体が気になります
担任の先生は、今一つしゃっきりしない感じで(これがまたいいんです
実は、この2組は、問題の多いクラス? いえ、いえ、なかなか、自主性、個性のあるクラスのようでお母さんたちも、イマドキな感じがあるし、子どもとのやりとりも、あるある な感じ
スマホについても、なかなか
かべ新聞活動もなかなかおもしろいです
コケの世界もなかなかいいんだよねぇ〜
朝読みー読みきかせの日と、「自主読書」の日があって、子ども達目線で「もう5年生だから」、絵本の読みきかせはうざいと、感じている子も「もう5年生なんだから」って、親は高度な?本を読めみたいな暗黙の圧力かけてんじゃないの? みたいな(笑 ことも
ボランティアするお母さんの中にはもしかして、本当にあった!?ことがベースなのかあくまでも本の中でのおはなしなのか「六法全書」の中の「基本的人権の尊重」を読んだお母さんがいたーと
でも、これには、深い理由があって・・・とか、
選書の難しさをさりげなく書かれています
変なおばさんは、米粟米子(よねあわよねこ)さんとのことで、2組のみんなが命名したライスおばさんが読むのは、相変わらず変な創作なのですがその時々に、コースケたちそれぞれに何かしら考えさせる種があるように思われます
私的には作者の創作「マシュマロまちこさん」が印象的
ふたごの子育てが大変で窓の外を遠い目で見つめるまちこさんに赤い馬の置物2匹の短い会話での「きっと、旅先で出会った風景をつなげて、思い出のパッチワークを作っているのさ」これは・・・
まちこさんを暖かい目で
見守っている この感じがいいなぁ〜 と(おば(あ)さん的感傷
ライスおばさんの取材や、夏休みの宿題からの〜ハロウィンでの出会い〜といろいろな経験、いろいろな出逢い、つながり
そこからいい方向に行くかと思うと、ド〜ンと落とされてしまう感覚
素敵なクリスマスで感動していたらー
そこにこれをもってきたか!?と、びっくり 人生順調にはいかないものです 今、現在、このタイミングで読めたのが私的には、よかったです
小学校、特に高学年で読みきかせ活動している方々に読んでいただき、感想をお聞きしたいなぁ〜と 感じた作品です