今の自分たちの世界では、考えられないような現実です。
ブッカーは、朝暗いうちから仕事に出かける。朝ごはんも食べずに仕事に取りかかる。わずか9歳で、家族のため、家族とともに働く現実。でも、ブッカーは文字を読みたいと心から願っていました。おなじ肌の色をした人が新聞を読んでいる。自分もきっと読める…そう思い、おかあさんにその気持ちを伝えると、手渡された一冊の本にブッカーは喜びます。
どうしても学びたいという気持ちが、強く強く伝わってきます。黒人教育家になったブッカーの幼少期を知ることのできる貴重な一冊です。