拝啓
 つんつく先生
 読者をあっという間に笑いの渦に引きずり込むユーモアたっぷりのキャラクターもご健在のようで、大変嬉しく思っております。
 おかげさまで、「・・・どうぶつえんにいく」から読み始め、「つんつくせんせいとくまのゆめ」までおおいに楽しみ笑って育った息子も、もう中学生になりました。
 先日、文庫本コーナーから絵本コーナーへ立ち寄り、この作品を手に大声で興奮し、レジへと引っ張られて行きました。
 こちらの作品で、つんつく園はつんつく一族による私立の幼稚園であることを初めて知りました。
 つるこ先生の少女時代のご様子も垣間見れ、おじいさ様にも御目文字叶い感激です。
 そして、つんつく先生の園児にも勝る突拍子も無い愉快なつるこ先生の行動は、つんつく家代々のものであることも改めて知りました。
 園の物置小屋から出てきた壷のふたを開けてしまったところから、息子と二人で大笑い。
 先生の指示にとっても従順な園児たちにも大笑い。
 壷にぶら下がっていた“注意書き”の絵文字手紙に、息子は「出た出た〜、この手紙〜」と懐かしそうに大喜び。
 なんといってもわたしは、“いたずらぶんぶん”撃退法に大爆笑でした。
 そして、今回つるこ先生を翻弄した恐ろしい(笑)“いたずらぶんぶん”の正体の可愛らしさに最後にノックアウトされてしまいました。
 これからも愉快なつんつく園のますますのご発展と、つるこ先生のご健勝をお祈り申し上げております。             
                              敬具
                              
 追伸 私ども親子は、今後何歳になろうとも、先生のご活躍の作品を追いかけ続けさせていただきたいと思います。