ISDS家族の会あいちの作者が自らの体験をもとに書きあげたお話です
大事に10カ月の間、自分の体内で育んだ尊い命が、ある日突然失われたしまったら・・・
おそらく体験した方にしかわからない、悲しみや不公平さを感じるのではと、考えただけで胸が苦しくなりました
特にお母さんは丈夫に産んであげられなかったことを悔やみ、自分を責め続けて・・・・
絵本では弟を亡くした子どもの言葉で語られていきます
そう・・・大人だけではない、幼い兄弟にも同じような悲しみが襲ってくるんです
「命の尊さを教えるために・・・」
ほんの少しでもこの世に生まれた使命はあるのだと確信できる言葉に、強いテーマを感じます
同様の経験のある方には手にとるには勇気のいる絵本だと思います