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一生読み続けたい絵本
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投稿日:2015/06/04 |
自分の生涯の中で、
この絵本に出会うことが出来て良かった。
これ以外の言葉が見つかりません。
もともと絵本が好きなのですが、
図書館で「キャベツくん」に出会ったその日から、
長新太さんの絵本は 我が家の本棚を占領する事になりました。
どこまでも続く空、向こうに見える山、
自由に伸びる道の途中にいるのは、
オーバーオールを着たキャベツと、ぶた・・・。
空に浮かぶ、
「キャベツくんを食べた生きもの」だって、
大きさも、風貌も、なにもかもが規格外なのです。
その色彩、空気、テンポ。
なんてシュールなのでしょう。
刺激が強すぎて、心がブルブルと震えます。
それでいて、何故だかホッと落ち着くのです。
大好きな絵本。
きっと何十年経っても、変わらず読み続けているんだろうな。
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強烈!!爽快!!!
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投稿日:2015/06/04 |
「キャベツくん」シリーズに出会ってからというもの、
長新太さんのつくる世界の虜になってしまいました。
古い本に載っている長さんのインタビュー記事を探しては読み、
原画展へ行っては、絵を前にただただ圧倒されて、
現在進行形で、長新太さんの世界に引き込まれています。
「キャベツくん」シリーズの中でも、
この「キャベツくんのにちようび」は特に好きで
何度も何度も繰り返し読んでいます。
物語の序盤で突如現れる、3匹のネコ。
このネコが、なんとも強烈なのです。
キャベツくんとブタヤマさんを
「クイックイッ」と手招いておきながら、
ふたりを翻弄して
「ポクポク」と去ってゆく・・・。
そして、キャベツくんの言葉。
「あのネコは まほうを つかうネコだよ」
まほうをつかうネコ・・・。
この脱力感。
悩みも不安も、もう何もかも どうでも良くなるのです。
心が晴れて、頭の中が爽快になる。
私にとって、
どうしようもなく大切で、愛おしい絵本です。
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ヘンテコで大好き!!
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投稿日:2015/06/04 |
誰も予想が出来ない展開には、
いつものことながら度肝を抜かれます!
今回の物語も、
ヘンテコなものが沢山登場しています。
ただ、いつもと違うのは
ふたりが出会うのは道の途中ではなく、
吊り橋の上ということ・・・。
下では川が勢いよく流れていて、
橋がちょっとでも揺れたら、危ない予感がします。
そんな緊迫感漂う中でも、
キャベツくんとブタヤマさんのやりとりがおかしくて、
このふたりのことを
なんだかずっと昔から知っているような気がします。
最大の危機が訪れて、
「ぼくは キャベツくんを いつも たべたい たべたいと おもっていたんだ
ゆるしてね」と、涙ながらに謝るブタヤマさん!
他の作品でも分かるように、、
ブタヤマさんって、意外と怖がりなんですよね。
それに対してキャベツくんは、
「きにしない きにしない」なんて言ったりして・・・
気にしないの!?
と、思わず笑ってしまいました!
最後のページで、
「おいしいレストランがあるから ごちそうするよ」と
キャベツくんの声が小さく聞こえてくるところがとても好きです。
風に乗って、本当にキャベツくんの声が
聞こえてくるような気がします。
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こころの栄養
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投稿日:2015/06/04 |
この巻は、キャベツくんはおやすみ。
ブタヤマさんだけが登場します。
ちょうちょ取りに夢中になっているブタヤマさんの背後には、
様々な生きものたち!!!
それも、ただの生きものではなくて・・・。
長新太さんがつくる擬音が、とても楽しい。
いもむしが動く音は「モソ モソ モソ モソ」だし、
イカが出てくる音は「ヌル ヌル ヌル ヌル」なんです。
他の作品でも、
女の子が「ポコポコ」と歩いたり
おばけが「ヘチャラ モチャラ クチャラ ペチャラ」とおしゃべりしたり
こんな音は今までに聞いたことがないけれども、
ぴたりと当てはまっているところがすごいです。
そして、その後に続く
「ブタヤマさんたら ブタヤマさん
うしろをみてよ ブタヤマさん」
の問いかけは、読者の気持ちと繋がるようになっているのですね。
それに対して、最後の最後で
「なあに どうしたの なにか ごよう」
と振り返る(おそらく振り返ったであろう)
呑気なブタヤマさんが、とってもキュート!
このブタヤマさんの言葉だけではなく、
長さんの絵本によく出てくる言葉は、
「なあに」「かしら」「なのよ」と、
どれものどかで、心がほぐれます。
心の栄養に、いつまでも傍に置いておきたい絵本です。
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絵本の神様
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投稿日:2015/06/04 |
長新太さんの「夜」の絵本が大好きです。
夜って、何かがおきそうでドキドキするのですが
長さんの絵本の中でおこる出来事は
どれも不思議でおかしくて、
まるでずっと昔に、そんな場面に遭遇したような気持ちになります。
場面のひとつひとつが、ガツンと心に焼き付くのです。
この「つきよのキャベツくん」では、
キャベツくんとブタヤマさん、
トンカツ(!)にトンカツソース(!!)までもが登場します。
トンカツの鼻から吹き出す、いいにおい、
それを合図に走ってくるトンカツ・ソース・・・
この場面で、必ず笑ってしまいます。
表紙のブタヤマさんは、キャベツくんを待ち伏せしているのかな?
一枚の絵だけでも
どうしようもなく惹きつけられてしまいます。
長新太さんの絵本の中でも、
大好きな「キャベツくん」シリーズ。
ものすごくヘンテコだけれども、
心をガッシリと掴まれてしまう。
きっと、長さんがつくる 線も、色も空気も、言葉も、
すべてが混ざり合って
このすてきな世界が出来上がっているのだと思います。
やっぱり長さんは、「絵本の神様」なのだなあ。
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長く続いて欲しいシリーズ!
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投稿日:2015/06/03 |
この「おばけパーティー」に出会ったのは もう随分と前のことですが、
“なんてセンスのある絵本なのだろう!”
と、じっと見入ってしまったことを思い出します。
おばけたちの白、背景の黒、
その二色に対する、食器や飲み物の鮮やかな色・・・。
とにかくバランスが本当に見事で、何度読み返しても引き込まれてしまいます。
真夜中のパーティー、食事を楽しむおばけたち、窓の外に見える月も
なにもかもが奇妙で、魅惑的に映るのです。
それに、おばけたちがなんとも言えず可愛らしい!
おばけなのに料理を振舞ったり、舌鼓を打ったり、音を怖がったり(!)
なんだか妙に親近感が湧きます。
また、日本語訳も 読んでいて気持ちが良いです。
とても軽やかで、それでいてキリッとしている。
この世界観に、ぴたりと合っていると思います。
特に、おぼんが壁につかえてしまった場面の
「あ、そうか。こうすればいいんだ」
という、“あたりまえ”な空気がとても好きです。
おばけに「アンリ」という名前がついているところも
可愛らしくもどこかブラックに感じて、
おばけになる前は、やっぱり人間だったのかな?
なんて、思わず考えてしまいました。
これからも、長く続いて欲しい 大好きなシリーズです。
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