犬とおばあさんの出会いと絆をえがいた、
心あたたまる絵本
犬のクロは、ちいさいころ、お母さんに
3つのことを教わりました。
「おうちの人のいうことをよくきくこと。
道をわたるときは右左をよく見ること。
あぶないめにあっている人がいたら、
たすけてあげること」
そんなクロのご主人になったのは、
こわくて冷たいジョーンズさん。
ジョーンズさんは、野菜畑の番をするよう、
がみがみと言いました。
クロは、いっしょうけんめい
野菜畑の番をしますが、
野菜を食べにきたウサギのめんどうも
みてしまい、
ジョーンズさんにしかられてしまいます。
ごはんももらえません。
そこでクロは、夜のうちに
つなをかみ切って逃げ出し、
町に出ました。
町は車が多くて、知っている人もいなくて、
心細くなってきます。
そのとき、道のむこうに
やさしそうなおばあさんが見えました。
おばあさんもクロを見ています。
友だちになれそう、とクロが思ったそのとき、
おばあさんがこっちに向かって、
車の多い道を渡り始めてしまいます。
あぶない! そして…?
犬とおばあさんの出会いときずなを描く、
心あたたまる絵本。
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