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良夫と和雄は、仲の良い友だち。二人の家は他の家と離れてやぶ坂の上に並んでたっている。貧しくて、食べる物もギリギリの毎日だが、心は清い暮らしぶりだ。人としての生き方の原点が見えてくるやぶ坂の人びとだ。
現代の子供たちには、いやいやその親である私たち世代にも、なかなかこの状況と環境は身近には思ないかも知れません。
でも、実際にこういう環境があり、そこで懸命に生き、喜びを得ながら生活していた人たちがいたとしたら。
幸せとは何だろう、豊かさとは何だろう、そう考えさせられる本に思います。
今、物に溢れ、デジタル化ばかりの現代、コニュニケーションも希薄であまり人間関係が信じられない現代、これは幸せなことなのか本当の豊さと言えるのか、正直わからなくなりました。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子10歳)
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