『不思議の国のアリス』といえば、誰もが知るルイス・キャロルの名作です。
物語が誕生したのは、1865年……よりも3年前。ルイス・キャロルが、当時親しくお付き合いしていたリデル家の少女アリスのために書いた、同じ「アリス」という名前の女の子を主人公にしたおはなしが元になっています。
「たいへん、たいへん! 遅刻だ!」と慌てて走って行くウサギを追いかけて、穴に飛び込むところから始まる大冒険。不思議な飲み物に変なお茶会。話しかけてくる大きな虫に、消える猫!
わくわくする不思議な世界にユニークなキャラクターが登場し、主人公のモデルになったアリスだけでなく、国境も時間も年齢も性別も越えて、たくさんの人に愛されてきた物語が、150年の時を経て究極の形になりました。
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