私の顔の真ん中には、鼻がある。鼻には穴が2つある。空気をすいこんだり、くんくんにおいをかいだり。
ゾウも、顔の真ん中に、長い長い鼻がある。2つの穴もある。私と同じ。でも、ゾウの2つの鼻の穴は、いったいどこまで、続いているんだろう。
そう言われると、とたんに気になるゾウの鼻。ゾウと人間の鼻の穴、何が同じで何が違う? 子どもの目線で気になる疑問をどんどん解き明かしていってくれるこの絵本。中山信一さんの描く魅力的なゾウとわかりやすい解説の絵に導かれながら、いつの間にかゾウの鼻の秘密が知りたくてたまらなくなってくるのです。
「ゾウは、鼻で生きている!」
「なるほど」「そうなっているのか!」にあふれていて、きっと子どもの科学の目を育んでいってくれることでしょう。巻末に収録されている、高岡昌江さんによる「鼻がぶきっちょうなゾウ、ラニー博子さん」のお話にも興味が惹かれます。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
ゾウのはなのあなと人間のはなのあな、何が同じで何が違うのかな?子どもの科学の目を育む絵本です。ゾウは、はなで生きている!
わたしの鼻がどうなっているの?→それを知って、なるほど。
じゃあゾウの鼻はどうなってるの?→さらになるほど!
ゾウにとって鼻にどんな役割があるのか、大人のわたしも知らないことがいっぱいでした。
さらに、最後の「鼻がぶきっちょなゾウ」の話が、そこまで読んできたからこそ一番ひかれました。 (よし99さん 50代・じいじ・ばあば 女の子0歳)
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