男がシカ王にいのちを助けられた恩を忘れ、誰にも言わないという約束を破り、王様に金色のシカの住んでいる場所を教えてしまいました。王はシカ王の話を聞き、シカの話に感心し、以後シカと人間は仲よく暮らしたというお話です。仏教では、さとりにいたるための実践の方法(道)を説かれました。「八正道」といいます。正道、正思惟、正語、正業、正命、正精進、正念、正定。正しい智慧を持ち、正しい道理を思索していこうというものです。この物語は、仏教のこうした智慧やいのちをたいせつにすることを説いています。この絵本を読んで、子どもたちに約束は必ず守ること、恩は決して忘れてはいけないことを伝えていきましょう。
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