|
ピギーの新しいおもちゃをこわしてしまったジェラルド。何度あやまってもピ ギーは許してくれず、ついにはふたりとも泣き出してしまいます。ところがその おもちゃはこわれておらず……。さて、ふたりはどう仲直りするのでしょうか!?
「ぞうさん・ぶたさん(ジェラルド&ピギー)シリーズ」です。
今回も「なるほど。なるほど」と、その物語の展開と結果に感嘆してしまいました。
実によく考えて作れれているなぁと、思います。
“あたらしいおもちゃ”
“こわしちゃった(こわされちゃった)おもちゃ”
実は……と、おもちゃ自体にオチがありますが、
この物語で壊れたのはおもちゃという『モノ』以外に
ジェラルドとピギーの友情、『形のないモノ』。
最後に作者はそれをとても素敵にまとめてくれていました。
本の作り方が良質かどうかは別にして、こういう絵本の形もあるんだと思えば、作品の内容は素晴らしいと思います。
こういう作品に出会っている子どもたちは、友達と何かトラブルが起きても、自分でなんとかしていける思考を持てるんじゃないかな? (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子19歳、女の子14歳)
|