畑仕事や庭の手入れが大好きだったおとうさん。わたしたちをひざに座らせて、よく万年筆で絵を描いてくれたね。中学生、高校生と成長するにつれ、わたしの夢を支えてくれる存在に。大きくなって、家を出て結婚すると、おとうさんはおじいちゃんになりました。たびだちのとき、にわの花たちがいっせいに咲いて、さよならと言っているように見えました……。
おめでとう おめでとう この人生をまっとうした おとうさん おめでとう
おとうさんとわたしの日々、その最期の日までをしみじみと、色あざやかに描き出します
だれもが自分を重ねて読むことができる、人生が愛おしくなる絵本。
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