「おかあさんが あんでくれた ぼくの チョッキ、ぴったり にあうでしょう」 と得意げなねずみくん。ところが、「ちょっときせてよ」とどんどん仲間がやってきて…… 『ねずみくんのチョッキ』が出版されて、今年で40年。この一冊から31巻まで、ねずみくんは累計500万部を数える人気シリーズになりました。
この、世代をこえて愛される絵本シリーズの主人公、ねずみくんの“おたんじょうびかい”におじゃましてきました!
- ねずみくんのチョッキ
- 作:なかえ よしを
絵:上野 紀子 - 出版社:ポプラ社
おかあさんがあんでくれた赤いチョッキをきたねずみくん。 そこへ動物たちがやってきて、「ちょっときせてよ」とつぎつぎにチョッキを着ていきます。あらあら、チョッキはどんどんのびて・・・ シンプルなくりかえしの語り口で、読み聞かせでもこどもたちに大人気の絵本です。 1974年の出版以来、読みつがれているロングセラー。動物たちの個性をいかして描かれたユーモアのある展開には、ちいさくても大切なものがあるんだよとメッセージが込められています。
●絵本ナビとポプラ社さんの、共同主催のイベントです!
今回のイベントはなんと! 絵本ナビとポプラ社さんが共同で開催させていただきました。 場所はポプラ社さんの1Fにある大きなホール。沢山の応募者の中から当選した、絵本ナビプレミアム会員のお母さんお子さん総勢50人をお招きしての“スペシャルな会”なのです。
ワクワクいっぱい、開場時間前から続々と来られるみなさんをまずはお席にご案内。
机の上には「特製・ねずみくんHappy Birthdayランチョンマット」とスケジュール表が。
席に座ると早速、同じくポプラ社さんの1Fにあるレストラン「スペッキオ」さんからおいしそうなホットケーキが運ばれてきました。やった〜!しかもなんと、ホットケーキにねずみくんのお顔が描いてあります!か、かわいい・・。 4種類の甘〜いソースをかけて、パクリッ!ほっぺたがおちそうなくらいおいしいホットケーキに、子どもたちもテンションが上がってきたようです。
「ふ〜っ、お腹いっぱい!」 となったところでまわりを見てみると、会場には、ねずみくんの絵本はもちろん、ぬいぐるみや原画が。
ふんふん、なるほどこうやって描かれているのね、と感心して見ていると・・・
●おたんじょうびかい、開会です!
さあ、いよいよおたんじょうびかいが始まりました。まずはわが絵本ナビの社長、金柿より開会のあいさつです。
「絵本は子どもから大人まで読みつがれるものです。みなさんが大きくなって、お父さんお母さんになって、ねずみくんを自分の子どもさんに読んであげるときに、きっと今日の会を思い出す日がくるでしょう…」
子どもたちとコミュニケーションをとりながら、会場にいる全ての人に伝わるように丁寧に紡がれる言葉。
くう〜、社長、ちょっと感動しちゃうじゃないですか。
●『ねずみくんのチョッキ』パネルボードを使ったお話会
次に、ポプラ社さんの“読み聞かせのプロ”が登場!お話会のはじまりはじまり〜。
垂れ幕を外して、ジャーンと現れた等身大のパネルに、「うわ〜、大きい〜!」 と子どもも大人もビックリ! ねずみくんやぞうさんのキャラクターを貼りつけて絵本のストーリーが進んでいきます。最後のチョッキを着けたねずみくんの姿にみんな大喜び。
何度見ても楽しくなっちゃう「絵本」の力、やっぱりすごいですね。
しかもこのパネルの裏は子どもたちの身長が測れちゃうんですよ。こんな感じ。
●なかえよしを先生の講演会&サイン会
さあ、いよいよ、ねずみくんの生みの親、なかえ先生と上野先生が登場! プロジェクターを使っての講演が始まりました。 「見えているものは大切ではない、見えないものにこそ…」 う〜ん、なるほどなるほど、深いです。会場のみなさんのなんとも真剣なお顔。とっても集中してお話に聞き入っています。
この後、質問タイムが終わり、なんと会場の子どもたちからサプライズ!先生お二人に、お花のプレゼントをしました。嬉しそうな先生方。さすがに直接ねずみくんには渡せないので、先生方が代わりに受け取ってくださいました(笑)。
さらに、サプライズ返しとばかりに先生からもプレゼントが!ねずみくんTシャツ、マグカップなどの先生の私物を抽選でみなさまにお渡しさせていただきました。
最後はお待ちかねのサイン会です。サインはお二人で書いてくださるのですね…これはとっても貴重です!その上、先生方との写真撮影、子どもたちにはねずみくんからの「ねずみくんストラップ」のプレゼントも。絵本好きの参加者のみなさまも大満足のサイン会でした。
●笑顔にあふれたおたんじょうびかい、閉会です。
この後はぞうさんの巨大ぬいぐるみで遊ぶもよし、缶バッジをつくるもよし、三々五々の終了となりました。 そうそう、この会のために、かわいい赤いチョッキを着てきてくれた女の子もいたんですよ。
会の終了後、遊び疲れて、満足そうな顔で寝てしまう子も。 また、ポプラ社さんのスタッフのエプロンを引っ張り「ねずみくんはどこ?」とポツリとつぶやいた男の子がいたそうです。そうだよね、きょうはねずみくんのおたんじょうびをお祝いしに来てくれたんだもんね。子どもたちにとって、ねずみくんはやっぱり大切なお友達なんだなあ。 いつまでも温かい余韻が心に残る、素敵なおたんじょうびかいになりました。
<Specialメッセージ>
ねずみくんのおたんじょうびかい、そしてねずみくん40周年を記念して、
先生方から絵本ナビユーザーの皆さんへ、メッセージをいただきました!