パンどろぼう おにぎりぼうやのたびだち
- 作:
- 柴田 ケイコ
- 出版社:
- KADOKAWA
絵本紹介
2022.11.28
みどころ
待ってましたの最新作! 「パンどろぼう」、それは世界中のおいしいパンを探しもとめる大どろぼう……のはずなのに。どう見てもこの子の姿は「おにぎり」です。いったい何者なのでしょう。
物語の舞台は、おにぎり一家の営むおにぎり屋さん。今日も店頭には、おいしそうなおにぎりがずらりと並んでいます。もちろん、おにぎり一家の食卓も毎日おにぎりばかり。
「もう おにぎりは たくさんだ!」
そう言って、家を飛び出したのはおにぎりぼうや。カラスにおそわれそうになり、転がりおちていったその先で出会ったのは、旅人のおじさん。お腹がすいてフラフラになっていたおにぎりぼうやに、見知らぬ食べものをすすめます。その食べものとは……。
シリーズ第4弾にして、まさかの展開を繰り広げるこの絵本。内容はもちろん読んでのお楽しみ。でも、お話の中で登場する対決シーンはきっと語り継がれていくにちがいありません。だって、あまりにも美味しそうで……耐えられないのです。
自分で決めた道を進むのは、覚悟がいるもの。「パンどろぼう」を語る上で、絶対に欠かせない物語。皆さん、心して楽しんでくださいね!
この書籍を作った人
1973年、高知県生まれ。奈良芸術短期大学ビジュアルデザインコース卒業。2002年より広告全般、出版物など、イラストレーターとして高知県で活動中。2009年、第10回ノート展準大賞を受賞。2016年『めがねこ』(手紙社)で絵本デビュー。2児の母。おいしいものが大好き。
待望の続編は衝撃の「おにぎり」!
7歳の娘、5歳の息子ともに大好きなパンどろぼうのシリーズ。最新作がでたのを知って迷わず購入しました。
表紙はまさかの「おにぎりぼうや」。
「えっ誰!?」「どういうこと!?」と我先に読みたがる子どもふたり。
どこかシュールさが漂うかわいらしいイラストと、おはなしのテンポのよさにこれまで同様引き込まれていました。
ぼうやとおとうさんの畳み掛けるような掛け合いを、けたけた笑いながら読んでいた子どもたちでしたが、最終ページで旅立つぼうやの背中を見送ると「これは泣けるね」と大人のコメントしていました。ぼうやを見送るおとうさんと同じ気持ちになっていたのでしょうか(笑)。
パンどろぼうシリーズの前日譚を読むことができ、大満足の様子でした。
読み終わったあとには、ちょっとお腹が空いてしまうすてきな絵本です。
(みほんぬさん)
そうきたか。
パンどろぼうシリーズ、第4弾。
パンを愛してやまないパンどろぼうが、同じくパンを愛するもの達と出会って、笑ったり、ホロリとしたりした第1弾から第3弾。その先に、この第4弾。おにぎりって…。
誰?おにぎりぼうや。
でもこの風貌は…。いろいろ想像しながらページをめくり、そうか、そういうことだったんですね。
今回は、美味しいパンだけでなく、美味しいおにぎりの絵もタップリ出てきます。1〜3まで読んだら、ぜひ読みたい一冊です(この本から読んでも大丈夫だと思います)。
(こはこはくさん)
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