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絵本ナビホーム  >  スペシャルコンテンツ  >  インタビュー  >  絵本ナビがおくる 夏の図鑑特集2015!第2弾「学研の図鑑LIVE」「危険生物」「魚」編集者インタビュー

───まず、「危険生物」の方からおはなしを伺いたいと思います。「危険生物」、ドキドキするタイトルですよね。



学研の図鑑ニューワイド「世界の危険生物」

牧野:ありがとうございます。「危険生物」は2012年に学研の図鑑「ニューワイド」で『世界の危険生物』を出版したのですが、その評判がとてもよかったので、「LIVE」では、さらに内容をパワーアップさせて、制作しました。

───2012年当時はまだ「危険生物」という言葉自体がそれほど広まっていないように思うのですが、そもそも「危険生物」だけで図鑑を作ろうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

牧野:2003年に『危険・有毒生物』という大人向けの図鑑を発売したのですが、そのとき、研究者やアウトドア好きの人など野外活動を多くされている方々から、「キャンプなど子どもが野外に出るときに、危険生物の図鑑は役立つから、子ども向けの図鑑も作った方がいいよ」とアドバイスを受けたことがきっかけです。

───「LIVE」では何種類くらいの危険生物が紹介されているのですか?

牧野:「ニューワイド」よりも200種くらい多い約700種、掲載していますね。

───そんなにたくさん! 目次を見ると、哺乳類にはじまり、鳥類、爬虫類、両生類、魚類、クモ類、昆虫類…。こんなに毒をもつ生き物がいるの?! と思ってしまうくらい幅広く紹介されていますね。

牧野:そうですね。毒をもつ生き物を専門に研究されている方はいらっしゃらないので、それぞれのジャンルの専門家の方にお伺いして、掲載種を集めたりしました。今回特に昆虫と爬虫類はかなり気合を入れて集めました。

───たしかに…。爬虫類の中でもヘビは「コブラのなかま」「クサリヘビのなかま」「ナミヘビなどのなかま」「ボアなどのなかま」と、20ページに渡って紹介されていますね…。特に牧野さんが危険だと感じたヘビは何ですか?

牧野:遭遇して、危険だと感じたのはガラガラヘビですね…。

───実際にガラガラヘビに会ったんですか?!


牧野:別の仕事で海外に行ったとき、砂漠を歩いていたら、すぐそばで「ジャジャジャジャジャジャ…」と音が聞こえてきて…。「ヤバい!」と思って、すぐその場から退散しました。

───大事にいたらなくて、本当に良かったです…。「LIVE」はやはり写真の圧倒的な迫力がほかの図鑑と大きく異なる見どころだと思うのですが、やはり今回も、写真にはこだわられているのでしょうか?

牧野:もちろん! 特に、「危険生物」は普通の図鑑のように学術的な部分を紹介するよりも、危険生物の生き生きと動いている姿、迫力のある写真を多く使って、一目で「危険だ!」と分かるような作りを目指しました。

───生き生きとした写真という部分では、「本当の大きさ」も「LIVE」のみどころのひとつですが、今回は…?



牧野:「ヒョウアザラシ」「カモノハシ」「オオヒキガエル」「キリンミノ」などをセレクトしました。

───大きく口を開けて襲いかかってきているヒョウアザラシも迫力満点ですが・・・オオヒキガエル! 気持ち悪い!!



牧野:記録では、最大で体長38p、重さ2.65sもありますからね。

───子どもの顔よりも大きいんですね…。ちなみのオオヒキガエルはどこに毒があるのでしょうか?

牧野:ヒキガエルは目の後ろの「耳腺」という膨らみに毒を分泌する毒腺があつまっているんです。敵に脅かされると、この毒腺から乳白色の毒液を出します。この毒液が目や傷口に入ると激しく痛みます。


───それは…絶対さわりたくないですね。カモノハシはとってもかわいらしい姿をしているのですが、まさかの毒持ちだったなんて…。

牧野:オスのカモノハシは後ろ足のかかとに毒液を分泌する「けづめ」を持っています。この「けづめ」に刺されたイヌが死んだ記録が残っています。

───そんな危険な生き物だなんて、驚きです!

牧野:「危険生物」に載っている生き物は「人間にとって危険かどうか」が基準となっています。危険度は3段階で表現しています。


───毒のマークですね。 マーク1つは軽傷、マーク2つは重症、マーク3つのものは命に係わる可能性が高いという意味なんですね。


名前の横の毒マークが危険度を現しています。 毒3つは、死にいたる危険も…

牧野:そうです。ただ、毒は体に入った量や、毒を受けた人の体格によって症状が大きく変わってくるので、マーク1つだからといって、油断は禁物です。どの場合でも必ず専門の病院に受診して処置してもらってください。

───「危険生物」と聞くと、ただ「怖い、危ない」と思いがちですが、巻頭の「生き物が危険になるとき」に「危険な生き物がもつ武器や毒は、もともと人間を攻撃するためのものではなく、本来は生き残るため、そして身を守るためのものです。」と書かれているのを読んで、確かに人間から見た都合にすぎないよなぁ…という気持ちになりました。



「危険生物」担当の牧野嘉文さん。 危険生物を探しに、ケニアにまで取材に出かけたことがあるとか?!

牧野:身近にいる危険生物を紹介するとき、「外は怖いから、出たくない」という風には思ってほしくない。自然の中には少なからず危険はあるけれど、それこそが自然なんだと知ってほしい。この図鑑を読むことで、自然の中に潜む危険にむやみに触れない、身を守るすべを身に着けてほしいと思って作りました。

───毒を持つ生き物に刺されたりかまれたりしたときの応急処置の方法や、野外に出かけるときに適した格好、もっていくと便利なものなども「LIVE情報」に紹介されていますから、その部分を読めば、外に行くときの備えになるのも良いですよね。


牧野:「LIVE情報」は、各巻に紹介されている内容について、もっと詳しく知るための情報を載せていますが、「危険生物」でも「グンタイアリのくらし」や「動物由来の感染症」など、プラスアルファの情報が得られる楽しいページを作っています。

───BBC(英国放送協会)が制作した番組1本分のDVDが付録でつくのも「LIVE」の魅力のひとつですが、「危険生物」ではどんな映像が楽しめるのでしょうか?


牧野:DVDではサメの生体について、紹介しています。サメは4億年前から地球上に生息していて、鋭い歯や超スピードで泳げる強靭な体をもつ、危険な生き物のひとつですが、どのような進化を遂げて、脅威と呼ばれる能力を身につけていったのかを十二分に堪能できる内容になっています。

───サメの危険な部分だけでなく、電気を感じることのできる特殊な能力や淡水でも生活できるようになった驚きの進化のヒミツなど、意外な生態を知れますね。 DVDと人気を二分しているARでは、どんな生き物が3DCGとして楽しめるのでしょうか?


タランチュラが… コモドオオトカゲが…?!

牧野:今回は、トラ、タランチュラ、スズメバチ、スカンク、ヒクイドリ、コモドオオトカゲ、モンハナシャコ…ドドーンと10種類も3DGCにしてしまいました。どの生き物も迫力満点です!
図鑑と一緒に、DVDと3DCGも楽しんでもらえたら嬉しいです。

───危険生物たちのリアルな世界に思いきりひたりたいと思います!
次のページから、「魚」の魅力に迫ります!>>

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