花の子どもたち
- 著:
- 小手鞠 るい
- 絵:
- 丹下 京子
- 出版社:
- フレーベル館
母の赴任先のアメリカ・ニューヨーク州郊外の中学校に入学した櫂。
英語にもまだ自信がないのに、討論会の出場メンバーのひとりに、選ばれてしまった。
テーマは銃規制について。
七人の子どもたちは、どんな結論を導くのか。
▲丹下京子さんが描く討論会メンバーの7人。作中で担任の先生から「セブン・サムライ」と呼ばれます。
中央手前が主人公の櫂(かい)。この7人がどんな討論をしていくのか、必読です!
▲目次にある挿絵は櫂がスクールバスに乗って家へ帰るところ。
バスの中でもアメリカと日本を比べます。
▲章の中にも見出しをいくつか入れて、読みやすく工夫しています。
▲歴史的な事件も取り上げ、討論会は佳境を迎えます。
出版社からの内容紹介
母の赴任先のアメリカ・ニューヨーク州郊外の中学校に入学した櫂。
英語もまだ自信がないのに、討論会の出場メンバーひとりに選ばれてしまった。
テーマは銃規制について。
七人の子どもたちは、討論会でどんな結論を導くのか。
日本の小学校で教わった多様性とは、まず日本人というマジョリティが存在していて、それとは異なる人たちを受け入れましょうっていう考え方だった。
でも、ここでは、そうではない。
多様性とは、初めから、ここにあるものなのだ。つまり、異なった人たちを受け入れるのではなくて、初めから異なった人たちがここにいる、というこの現実。
多様性とはつまり、豊かさってことなんじゃないか。
多様性という豊かな渦巻きに、ぼくは巻きこまれていようと思っている。(本文より)