●ハムスターがバッファローをつかまえる!?
- つかまえろ!

- 作:カタリーナ・ヴァルクス
絵:ふしみ みさを - 出版社:文研出版
ビリーのパパは、「ハムスターにはバッファローをつかまえられない」と断言します。本当かな? ビリーは投げ縄を持って、確かめに行きました。バッファローめがけて縄を投げたまではいいけれど…?

───2作目『つかまえろ!』では、投げ縄の練習にいったビリーが、バッファローをつかまえようと奮闘します!
小さなハムスターとバッファローの巨体が同じ画面にうまく描かれ、「うわあ、おっきいなあ!」というビリーのきもちがよくわかる〜〜。こんなバッファローをつかまえようなんて、ビリーったら無鉄砲!

───ジャン=クロードが「いたたたた、たすけてえ!」「いたいよう、しにそうだよう!」と演技して、バッファローをおびきよせてくれたおかげで、ビリーは見事バッファローをつかまえます! するとジャン=クロードは、そそくさと、「ええと・・・あの・・・なんだかきゅうになおっちゃったみたい・・・。あとはおふたりでどうぞ」って逃げ出しちゃう(笑)。

全速力で走りだしたバッファローに「おねがい、とまって!」と必死のビリー。バッファローがぴたっと足をとめたので、ビリーはいきおいよく前に投げだされてしまって・・・!?
───カウボーイ、バッファロー、そしてサボテン。やっぱり舞台は西部劇の荒野なのでしょうか?
カタリーナ・ヴァルクスさんが描く風景は、なんだか不思議です。遠くの、どこでもないどこかの場所みたい。

ふしみさんのお気に入りの1冊。カタリーナ・ヴァルクス作の幼年童話『ゾウの家にやってきた赤アリ』
───『つかまえろ!』と『インディアンはどこ?』のフランス語版も見せていただきました!
あれっ、この2冊は表紙が変わっているのですか?


●カタリーナ・ヴァルクスの世界観
- インディアンはどこ?

- 作:カタリーナ・ヴァルクス
訳:ふしみ みさを - 出版社:文研出版
「インディアンに会いに行こう!」と思い立ったビリー。仲良しのジャン=クロードとともに、山をのぼっていきます。 ヤギのパメラもくわわって、のろしを上げたまではいいけれど……?
───3作目『インディアンはどこ?』はどんなお話なのですか?
───ええっ、どうなるんでしょう? ビリーのぼうしにとつぜん矢がささるシーンが気になります。
これって、もしかしてインディアンのしわざ!?


とつぜん、ビリーのぼうしをつらぬく矢! 「『キャアアアアア!』ジャン=クロードはひめいをあげ、ばたりとたおれてしまいました。」フランス語では「Ooooh!」。かわいらしいジャン=クロードのせりふ訳は、ふしみさんならでは。

ビリーのぼうしに矢が刺さった瞬間、ちょっぴり弱虫なジャン=クロードは「キャアアアアア!」と気絶しちゃうんです。思わずくすっと笑ってしまう、カタリーナ流のユーモアがたっぷりつまっていて、3冊目の『インディアンはどこ?』もすごくおもしろいですよ。
───『インディアンはどこ?』は、絵も、ますますすてきですよね。山のてっぺんからみおろす風景や、夕焼けに染まる荒野、しだいにかわっていく空の色・・・。なんてきれいなんだろうと感動します。
ところでカタリーナ・ヴァルクスさんはフランス語でお話を書かれるのですか。

───フランスとオランダでは、やはり言葉や雰囲気がちがうのでしょうか。
───ハムスターのビリーの話は、どこから生まれたのでしょうか?











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