2003年に発売され、今までにない写真を使ったまちがい探し絵本として注目を集めた「どこどこ?セブン」シリーズ。発売以降、子どもはもちろん、大人からの支持も得て、シリーズ12冊を数える人気作となりました。今回は、「どこどこ?セブン」シリーズの生みの親、藤本真さんにお話を伺いました。わが子のために絵本を作りたかったと語る藤本さんに制作での苦労、こだわりポイントなどたくさん教えていただきました。
- どこどこ?セブン(1)
- 著:藤本 真
- 出版社:自由国民社
左右のページ、ふたつの写真に展開される、楽しくかわいい、ファンタジックな世界。 そのふたつの、同じような世界に隠れた7つの違いを探していく、という絵本になっています。 写真の中を、すみずみまで注意を払って、丁寧に観察しながら違いを探していく、「観察ゲーム」です。 簡単にあきらめることなく、ちゃんと自分で見つけていく根気と、見つけたときの楽しさを大事にしてほしくて、あえて解答は掲載していません。 各テーマごとに掲載している文章に、ヒントがある場合もあります。 唯一、答があるとすれば、それは「7つ」ということになります。 7つ見つかればOK! さて、本編に掲載した全部で13のテーマに及ぶ観察ゲームは、主要読者となる児童はもとより、大人にも楽しめるものとなっています。 つまり、この本を楽しんでいただくシチュエーションとしては、 (1)子供がひとりで、もしくは子供同士で遊ぶ。 (2)親子で一緒に遊ぶ。 (3)大人が息抜きに、あるいは頭の体操的に楽しむ というようなケースが考えられます。 しっかりした製本、きれいでかわいいデザインになっていますので、 贈り物としても喜ばれると思います。 また、本編の内容には、英訳も掲載しています。 (直訳ではなく、外国籍の児童になじみやすいような訳となっています) 日本に滞在中の、外国籍の方々にも楽しんでもらえたらと思っています。
●どこどこ? セブン」シリーズの魅力をお伝えします。
「どこどこ?セブン」シリーズの魅力は、左右に並んだ美しい写真の中に、違うところが7つ隠れているということ。あったものがなくなったり、角度がちょっと変わっていたり、色が変わっていたり……。目を凝らしてみないと気づけないまちがい探しに、多くの子どもと大人がはまりました。
まちがい探しの答えが載っていないのも「どこどこ?セブン」シリーズの特徴のひとつ。まちがいを見つけられるまで、何度も何度も本をめくる子どもたちも多いのだそうです。本に書かれている文章には、まちがい探しのヒントが示されています。
シリーズのご紹介
各巻には「クリスマス」や「ともだち」「こわい?!」など、テーマと難易度が設定されています。気になるテーマから手に取るもよし、難易度の低いものからチャレンジしてみるもよし。 お気に入りの「どこどこ?セブン」を見つけてください。
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