綿密な取材を伺える情報量と、細部まで描き込まれた絵が人気の『築地市場』(小峰書店)や『図解絵本 東京スカイツリー』(ポプラ社)。これらを描かれたモリナガ・ヨウさんは、絵本作家としてはもちろん、イラストレーターとしても活躍されています。モリナガさんの新作『はしれ! こうそくどうろ』は、広げると2m60cmにもなる、超ロングな作品です。なぜ、こんなに長い絵本を描くことになったのか……。実際に高速道路に取材に行った感想は……。など、モリナガさんにお話を伺いました。
赤いクルマに乗った男の子といっしょにドライブを楽しもう。ページがジャバラになっていて、広げると絵本が2m60cmの長ーい高速道路になります。裏面は高速道路のヒミツをイラストでルポ。子どもも大人も楽しめる絵本です。
●『はしれ! こうそくどうろ』のロングな魅力をお伝えします。
まずは、この形に注目してください。『はしれ! こうそくどうろ』はじゃばらタイプの絵本ですが、その長さは2m60cm!
さらに、表側と裏側で内容が大きく異なるのも特徴です。
表側は、男の子がお父さんと一緒に高速道路を走る「パタパタえほん」。
帯の車を切り取って、高速道路に走らせて遊ぶこともできます。もちろん、お子さんがお持ちのミニカーなどを走らせるのも楽しそうですね。
裏側は、高速道路特有の標識や「料金所のひみつ」などに迫った、情報満載の「こうそくどうろのヒミツ」。
大人でも、「こんな風になっていたんだ!」と目からうろこが落ちる内容がいっぱいです。
いかがですか?
それでは、次のページからモリナガ・ヨウさんのインタビュースタートです。