連載

紙芝居に挑戦してみよう!

絵本ナビ編集部

2015/12/28

21世紀に残したい10作品 「紙芝居ベストセレクション 第2集」

21世紀に残したい10作品 「紙芝居ベストセレクション 第2集」

おはなし会の導入や、幼稚園・保育園、学校のおはなし会などで活躍してくれるのが紙芝居。
舞台を用意して、順番や指示に従って練習してみたら…みんなが盛り上がってくれた!
そんな風に、実は意外と誰でも簡単に始められて、注目を集めることができるのが紙芝居の魅力です。

では、紙芝居には一体どんな作品があるのでしょう。
テーマや季節、年齢に合わせて色々な内容の作品が揃っているようです。
そんな中から、21世紀にのこしたい紙芝居の贈り物、童心社の10作品をご紹介します。
● 「紙芝居ベストセレクション 第2集」

紙芝居 やさしいおともだち 紙芝居 やさしいおともだち」 作:武田雪夫
絵:瀬名恵子
出版社:童心社

おひゃくしょうの家の馬とねずみはなかよくくらしていました。ある日、馬小屋が火事になり、馬はつながじゃまでにげられません。


問いかける終わりが好き

いつも仲良くしていた馬とねずみ。
馬がざっくり食べこぼす下でねずみたちがワイワイ落ちてくるごちそうをもらっていた様子に微笑ましく感じました
せなけいこさんの絵が温かく素敵でした
ある時小屋が火事になり馬が逃げれずに取り残されてしまいます
そこにねずみたちがきてロープをかみ切り助けてくれます
最後の優しい問いかけに
食い入るように読んでいた息子は「おともだちだからぁ!」と。
紙芝居を通じて子どもの成長を感じうれしくなりました。

(らずもねさん 30代・ママ 男の子2歳、男の子0歳)

紙芝居 おだんごころころ 紙芝居 おだんごころころ」 作:坪田 譲治
絵:二俣 英五郎
出版社:童心社

おじいさんのおだんごがころがって地蔵さまのもとへ。
地蔵さまにおだんごをあげると、地蔵さまは頭のうえにのぼれといいます。


パパ達に演じてほしい作品

紙芝居文化の会例会で
3人の方が演じたのを見ました。

三人三様で、続けて見ても飽きないんですよ。
作品の持っている力を感じさせられました。

お話の内容は知ってるし、
絵本でも見たことあるんですが、
大好きな二俣さんの絵で雰囲気がとってもいいです。

登場人物が
いいおじいさん、悪いおじいさん
お地蔵様、おに達なので
男性の声が合うんですね。
若いパパ達の読み聞かせも流行ってきているようですし
是非、男性の方にも演じていただきたい作品です。

「昔話」はいいですよ!

(しいら☆さん 50代 )

紙芝居 おうさまさぶちゃん 紙芝居 おうさまさぶちゃん」 作・絵:馬場 のぼる 出版社:童心社

洋服をママにきせてもらっているさぶちゃんは、
南の動物の国の王様になってほしいといわれ、あほうどりにのって、南の島へ…。


息子の優越感

保育園で先生に読んでもらった5歳の息子が、
「11匹の猫と同じ猫が出てるよ」と言って、
図書館から借りてきました。
息子は11匹のねこシリーズが大好きです。

自分で洋服を着れないさぶちゃん、
えばっているのでとってもエラい人に違いないと
アホウドリのホウ大臣たちに
おうさまにまつりあげられますが、
自分で服を着れずカッコ悪いので、
けちょんけちょんにけなされて...というお話です。

いつの間にか一人で服を着れるようになった5歳の息子は、
優越感に浸りながらこの紙芝居を楽しんでいました。

最初はさぶちゃんを王様と敬い奉っていたホウ大臣たちの
最後には手のひらを返したかのような対応が笑えます。

最後の、読者への問いかけ
「みんなの中にも、さぶちゃんのような人、いない?」っていうのも、
とってもいいなあと思いました。

(ムスカンさん 30代・ママ 男の子5歳、女の子0歳)

紙芝居 なんにもせんにん 紙芝居 なんにもせんにん」 原作:巌谷 小波
脚本:川崎 大治
絵:佐藤 和貴子
出版社:童心社

なまけ者のたすけの家にやってきたなんにも仙人は、
たすけがなまけているとどんどん大きくなっていき、たすけは家にはいれません。

紙芝居 うめぼしさん 紙芝居 うめぼしさん」 作:神沢 利子
絵:ましま せつこ
出版社:童心社

うめぼしさん。赤い顔して、しわよって、口にいれたら、すっぱくて…。
美しくリズミカルなことばが印象的な詩による紙芝居です。

紙芝居 おひゃくしょうとえんまさま 紙芝居 おひゃくしょうとえんまさま」 再話:君島 久子
脚本:堀尾 青史
絵:二俣 英五郎
出版社:童心社

年をとりすぎているというだけで、りゅうじいさんはえんま様に呼びだされます。
りゅうじいさんはえんま様をやっつけるために…。

紙芝居 せみとくまのこ 紙芝居 せみとくまのこ」 作:鶴見正夫
絵:岩村 和朗
出版社:童心社

くまのだいちゃんは元気な子。あそびともだちをさがしに原っぱへきましたが、
みんなは昼寝をしていて、ともだちはだれもいません。

紙芝居 おばけとやっちゃん 紙芝居 おばけとやっちゃん」 作:松野 正子
絵:渡辺 有一
出版社:童心社

お泊まり保育でのやっちゃんの心配はおねしょです。
そこに、人をおどかす練習中のおばけのぼうやがあらわれて、大そうどうです。

紙芝居 あてっこ あてっこ 紙芝居 あてっこ あてっこ」 原作:野沢 茂
脚本:小林 純一
絵:和歌山 静子
出版社:童心社

しろくてまるいものなあに? 数と形と大きさの認識を
楽しいあてっこあそびをしながら、展開していく幼児を対象にした紙芝居です。


次はどうなるかな?

この紙芝居は、その名の通り、何が出てくるのかをあてっこして
遊ぶものです。
紙芝居の良さは、裏に、指示書?みたいなことが、書いてあること♪
ここは、こんな風に読みましょうみたいなことを書いておいて
くれるので、盛り上げるのがうまくいきます。
みんなで読むともっと楽しいと思うのですが、我が家の観客は
3歳の娘だけ!!
でも、楽しく見てます♪
幼稚園で読むのにも、おすすめの紙芝居です!!

(スケボウさん 30代・ママ 女の子3歳)

紙芝居 せかい一大きなケーキ 紙芝居 せかい一大きなケーキ」 作:古田 足日
絵:田畑 精一
出版社:童心社

ひろ子は12人兄弟。誕生日のケーキはけんかになるからやめると
おかあさんにいわれたので、ひろ子たちは紙でケーキを作ります。


絵本ナビ編集b儒

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