
「森じゅうはしりまわるのなんて、もうまっぴらだ。まるまるふとったおいしいシカが たべたいなあ」とつぶやいたライオンが、狩りにいくよりもっとらくな方法を思いつきました。 さて、成功するのでしょうか。インド古来の「ワルリー画」とゆかいな昔話が、よみきかせにぴったり! カナダ・アルクイン国際図書児童図書部門最優秀ブックデザイン賞受賞作品 この絵本の絵は、インド西部に住むワルリー族に古くから伝わるワルリー画で描かれています。ワルリー画は、家々の赤土の壁に、米をすりつぶし、水で溶かして作った白い顔料と竹のペンで描かれ、その題材は村の日々の生活や、神話、伝説から取られたものとのことです。(――訳者あとがきより)

おなかをへらした なまけ者のライオンのお話し
市場で 人間を怖がらせて 市場にいるヤギを食べようと 考えるのですが・・・・・
まずであった スズメに うまいこと だまされて おさとう バナナ ミルク バターを持ってきたらと言われて 汽車に乗ろうと・・・でも汽車に嫌われ歩いて市場へ行くはめに
ヤギに出会うと 賢いヤギは しお胡椒でおいしく焼くとおいしいといわれ今度はバスで・・・・ところがまたまた バスに嫌われ だまされて
なんとも とんまな ライオンです
そして シカにであい また うまくだまされるんです
そして シカのひずめで パッカーン!とけられて・・・・
ライオンは今日はさんざんな一日だった
やっぱり ライオンには 狩りが一番と気がつくのです
あしたは ほんものの かりに でかけるとしよう
らいおんは ちいさく ちいさく つぶやきました
なんだか 笑えるけれども 憎めない ライオンです
さあ おいしいもの狩りで食べれるかな?
絵がとってもかわいくて後書き読むと ワルリー画の技法で描かれていて
素材が お米の籾殻木綿の繊維から作られているのだそうで
すごく素朴な絵なのだと分かりました
なかなか おもしろいお話しでした インドののんびりさに 惹かれます (にぎりすしさん 60代・その他の方 )
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