ちっちゃな3びきのだんごむしが、葉っぱの下でお昼寝していると
「ヒュー ポトリ」
なにかが葉っぱの上におちてきました!
「びっくり くりん だんごむし」
(驚いたときの特徴で丸くなっちゃいます!)
3びきは、おちてきたものをちょんちょんつつき
「もしもし だいじょうぶ?」
しかけページをめくると、ブーン!とそれは羽根をひろげて、またしても
「びっくり くりん だんごむし」
丸くなりかけますが・・・
羽根をひろげたのはてんとうむしだとわかり一安心。
てんとうむしは「てっぺんのきもちになっていたら、ねむっちゃった」んですって。
「てっぺんのきもち」を知りたくなっただんごむし、てんとうむしの案内で出かけます!
いつも地面をあるいている3びきだけど、「てっぺん」までたどりつけるかな?
石や落ち葉の裏にいるだんごむしと、高いところへのぼる習性があるてんとうむし。
たしかに、丸みのある形はちょっぴり似てるけど・・・?
もしかしたらこの小さな絵本をめくるうちに、だんごむしとてんとうむしの区別がつくようになるかもしれませんね!
くるくると縦にしかけページをひらく場面は、本書のハイライト。
「とととと」と、だんごむしたちといっしょに草葉をあるく気分をあじわってくださいね。
付属のブックケースも愛らしい、ミニ絵本。
同サイズ『てとてとだんごむし』と同時出版です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
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