数ある日本の昔話からセレクトした物語を、現在活躍中の一流の作家・画家の手で新たにとらえなおしました。新世紀を担う子どもたちにとっても日本に古くから語り継がれている物語は、読み聞かせに最適です。意地悪だぬきとうさぎの知恵比べ!豪快なさし絵には、滋賀県信楽青年寮の障害者の皆さんが漉いた紙を使用。朝日新聞書評論でも絶賛された一冊です。
【著者プロフィール】 田島 征三 1940年大阪生まれ。幼少期を高知で過ごす。多摩美術大学図案科在学中に私家版「しばてん」(1971年偕成社より出版)を制作。1969年「ちからたろう」(今江祥智/文 ポプラ社)の絵でBIB金のりんご賞受賞。同年東京都日の出村に移住。畑を作り山羊を飼うといった自然の暮らしの中で画業に没頭する日々を送る。1974年「ふきまんぶく」(偕成社)で講談社出版文化賞絵本賞、「とべバッタ」(偕成社)で1988年絵本にっぽん賞・小学館絵画賞などをはじめ数々の賞を受賞。1998年伊豆半島に移住。木の実による絵本「ガオ」「モクレンおじさん」(ともに福音館書店)で新境地を開く。他に「かちかちやま」「どんぐりと山猫」(三起商行:ミキハウス)など多数。
続きを読む