びりっかすの神さまのおかげで、子どもたちは競争や勝ち負けの意味を考えはじめます。路傍の石幼少年文学賞受賞の作品を文庫化。
父を亡くした少年が転校先で不思議な体験をするお話。
子どもの奇抜な発想がとても面白く、作者の想像力に感心させられます。
お話はとてもユニークなのですが、楽しいだけでなく、いろいろ考えさせられる奥深い作品でもありました。
頑張ること、手を抜くこと。
一番になろうとすること、ビリになろうとすること。
正しいことが何なのか、主人公の始(はじめ)と共に深く考えてしまいます。
でも確かに言えること。
それは、みんなで力を合わせて頑張ることは素晴らしいということ。
結局順位なんてものは後からついてくるものなんですよね。
一番になることよりも、本気で頑張ることが大切なのだと思いました。
(こりえ♪さん 30代・ママ 女の子2歳)
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